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絵を描いています。演劇もはじめました。
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このごろお家にずっといて、色々とふっと思い出したりすることがある。
修行のような時間の中で、制作したり、考えたり、気づいたり、
ただポテチをぽりぽり無心に食べたり。

ブログを放置しがちだけど、ときどき書き留めてみよう。
純粋なひとりごととして。

ーー

私が中学1年の時の美術の先生はちょっと変わってた。
それは自画像の鉛筆デッサンの授業だった。
「間違った線を描いてしまった時には、こう言いなさい。
ありがとう ごめんね そしてさようなら、と。そして消しましょう」
と先生は説明した。
当時なんのことかさっぱり分からず、そしてちょっと怖いぞ、、、と思ってた。
みんなふざけて言ってた。
「ありがとう〜 ごめんね〜 さようなら〜」

先生の説明によると、間違った線によって、正しい線が見つかったのだから
まずは間違った線に感謝しましょうとのこと。それで「ありがとう」
そして、でももう用がなくなってしまったので、消さないといけないから
謝りましょうと。それで「ごめんなさい」
そして消す時に挨拶しましょうと。それで「さようなら」
・・・たしかそうだった気がする。

当時の私は、その説明はちっとも訳がわからず、不思議な怖さを感じながらも
どこか普通じゃないということに少し魅力を感じていて、
大人になるまでずっと覚えていた。

今になって思うと、あれって結構すごいことを教えてくれていたのじゃないだろうか?
と思うようになった。
まず、デッサン初心者はせっかく描いた線を消してなおすことを嫌がるから、
どんどん消してなおさせる為にそう教えてくれたのだと思う。
でも、それって絵や美術だけの話ではないのではないか?なんて思ってしまった。
人と人の出会いでも。仕事でも。自分の人生においても。
全部それに通じるなーなんて。
なにか失敗があったり、自分を見失ってたり、どうしたらいいかしらって時も。
そういうことがあったからこそ、次の答えが見つけられるから、無駄なものって何もなくて。
そう考えると、全部が
「ありがとう ごめんね さようなら」なのかしら。


なーーんて。


絵を描こうーーっと。

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profile
HN:
ikumi nagasawa
年齢:
43
性別:
女性
誕生日:
1980/09/22
職業:
artist
自己紹介:
絵を描いてます。
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