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絵を描いています。演劇もはじめました。
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NODA CONTEMPORARYでの個展“I`ve got the key”、本日4日オープンでございます。

18:00〜20:00にぱーちーです。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

 

展示をする際、opening partyなるものをしたりするのですが、

今までさらっと告知をしてたのですが、もしかしたらあまり美術になじみのない方は

それってなんだろう..?と思っていらっしゃるかもしれないーとふと思い、

opening partyとはなんぞやーということについて書いてみたいと思います。

 

opening partyとは。

つまり、展覧会のopenに合わせて行うpartyです。(そのまんまですがー)

そして、お酒とかが出たりします。

無料です。

招待状など無くても入れます。

ふらっと入って頂くの歓迎でございます。

お一人様も歓迎でございます。

美術の知識など無くて歓迎でございますー。

普段着でOKでございますーー。

 

こんな感じです。はい。

 

ということでぜひにー。

 

長沢郁美個展“I`ve got the key”

 opening party  12.4fri  18:00〜20:30

NODA CONTEMPOARRY (名古屋)

 

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中国の2都市の美術館での展示に作品を出品します。

 

Victoria LuキュレーションによるANIMAMIX Biennial 2009-2010

12/12〜1/31 上海MOCA

12/27〜2週間程 今日美術館(北京)

 

また詳細が決まりましたら、お知らせ致します。

上海MOCAでのオープニングには私も参加する予定です。

ひさびさの上海、楽しみです。

今回の個展“I`ve got the key”によせて、緑川雄太郎さんよりテクストを寄稿して頂いたのでご紹介します。

お忙しい中、短い期間で素晴らしいテクストを書いてくださり、緑川さん本当にありがとうございました!

 

--

 

 

 鍵は投げられた

 

 

たとえば長沢郁美の絵に迫るためのキーワードとして、そのまま「キー()」を据え置いて

みましょう。本展のタイトルI’ve got the keyに含まれる「鍵」は、冠詞theによって暗示

されているように、話し手と聞き手の間でそれが何を指し示しているのか了解済みの場

に用いられる「その」鍵という意味になります。よって、theかかる名詞の場合、ことさ

らその内容について説明する必要はありません(the keyに対してa keyの場合、まだ了解の

得られていない、「とある」鍵という意味になります。つまり、a keyの場合、長沢郁美は、

聞き手にその説明を要求される、または要求を要求するのです)しかし、説明がいらない

「その」鍵とはいえ、「その」がいったい何を指し示しているのかが判然としない場合もあ

るかも知れません。「その」鍵の内実に関して承認済みの場合も未承認の場合も(もちろんそ

れ以外の場合も)、この場をもって一度the keyについて考えてみるのもいいかも知れませ

ん。

 

はじめに鍵についての確認をざっくりするならば、鍵は、鍵穴に差込み、ドアや箱といっ

た密室状態の場所を開けたり閉めたりするために使われます。また、その所定の密室空間

に対してすべての人がその鍵を持ち合わせているのでなく、一人ないし極限られた数人の

人々にのみ所有を許されているものです(限られた鍵の所有者の存在はそのまま、それ以外

の大多数の非所有者を意味します)

 

これを踏まえてthe keyについて考えると、長沢郁美がいう「その」鍵というのは、いった

いどこのどんな密室空間に取り付けられた鍵穴で、どんな鍵であり、誰が所有しているの

かという疑問が浮上してきます。

 

まずは密室空間を特定しにいきましょう。長沢郁美の絵は、りんご、人物、花、船など、

具体的な記号の組み合わせとしてもみえますが、それを全体としてみたとき、描かれてい

る絵画空間は具象性を失い、長沢郁美が捉える抽象的な空間、つまり、どこのどんな状態

なのかあまりよくわからない一瞬を絵画形式として切り取っているようにもみえてくるで

しょう。この空間こそがおそらく、鍵によって開閉可能な密室空間といえるのではないで

しょうか。

 

こうやって以下鍵穴と鍵を特定し、密室空間と人の関係性についてみていきたいところで

すが、実はひとところに特定できるほど容易ではないようです。たとえば、上でみたよう

に絵画作品を密室空間とした場合、鑑賞者を鍵、鑑賞者と作品の相性を鍵穴とすることも

できますが、絵画作品を鍵穴、鑑賞者を鍵とした場合、密室空間に位置するものは現実の

絵画作品を通り越して、その外部、たとえば鑑賞者の記憶や意識にある場所なき場所とな

るでしょう。また、密室空間を鑑賞者とするならば、鍵が作品となり、相性が鍵穴となる

でしょう。つまり、鍵と鍵穴と密室空間が意味するところは、どうやらそのときどきで変

化してくるようです。

 

つぎに所有者ですが、a keyではなくthe keyとあるので、I’ve got the keyでいおうとして

いる鍵とは、一見馴染みのないこと、まだ知らないことではなく、馴染みがあり、すでに

知っていることとなります。つまり、その鍵の所有者とは、わたしたち一人ひとりを指し

ているはずです。ただ、Iという個人なので、同じ密室空間に対して同じ鍵を複数が共有し

ているというのでなく、それぞれが別の密室空間に対して別の鍵を個別に所有していると

いうことになるでしょう。

 

密室が密室のままか、密室を開錠できるかは、作家(作品)と鑑賞者の相性やバランスやテン

ションの具合(たとえば開閉しやすい鍵の技術を作家が取り入れ、誰にでも開かれた密室空

間にする、または開閉しにくい鍵をつくり、鑑賞者の積極的な介入が要求されるなど)が影

響してくるでしょう。また、どんな密室に対してどんな人がどんな鍵で開閉するか(しない

かどうか)ということもありますが、開閉したかった密室、開閉せざるをえない密室、開閉

しようとおもうことすらない密室といった具合に、密室と人との間にはいろいろな場合が

あります。

 

こうしてみてくると、the keyというのはとても複雑なようです。以上ではとりわけ、I’ve got

the keyという展覧会タイトルにあるthe keyについて迂回しましたが、Iとは誰なのか、

have gotの過去完了に対する現在はどこに位置しているのかなど、他にもツッコミ所が満

載です。実作をみればきっと、もっと謎が浮上してくることでしょう。

 

長沢郁美により、ついに鍵は投げられました。「その」鍵の所有者となる瞬間は、もう目の前

まできています。

 

 

緑川雄太郎

 

 


                falling apples   アクリル  キャンバス  162×162㎝  2009

 

来週から名古屋のNODA CONTEMPORARYにて個展を開催致します。

 

12月4日(金)の18:00〜20:30に、opening partyがあります。

私は名古屋にお友達がいないので、名古屋にお友達がいらっしゃる方がいましたら、

是非お知らせして頂けたら、とてもとてもうれしいですー!

私は、3日に名古屋入りで、4日、5日は在廊しております。

皆様、何卒よろしくお願い申し上げますー!! 

 

今回、緑川雄太郎さんに素晴らしいテクストを寄稿して頂きました。

本当に感謝感激でございます..

 

是非ご高覧頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。

 

長沢郁美個展 “I`ve got the key”

2009.12.4 fri 〜2010.1.9 sat

 

gallery open 11:00~19:00

closed on sundays,national holidays

 

■ Opening Party   2009.12.4 fri 18:00〜20:30

NODA CONTEMPORARY

愛知県名古屋市中区栄3-32-9 アークロック栄ビル3F

 

 尚、1月には東京でも個展を開催予定です。 

 

 

東京コンテンポラリーアートフェア 2009 に作品を出品します。

NODA CONTEMPORARYのブースです。

もしお近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りくださいませー。

 

東京コンテンポラリーアートフェア 2009

2009.11.21(土)〜2009.11.23(月)

東京アートフォーラム(東京美術倶楽部3,4F)

入場料 600円

 

 北京で開催される、第一回目のホテルでのアートフェアに作品を出品します。

NODA CONTEMPORARYのブースより、5点程展示予定です。

たまたま北京に行かれる際には、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 2009首届北京国际当代艺术酒店博览会

http://www.artchina-ccm.com/

会期:20091113日~1115

 

 

9月2日(水)〜7日(月)

 名古屋松坂屋本店

本館7階大催事場で行われる展示に参加します。

 

新作を含めた約20点の作品を出品予定です。 
もし、たまたまお近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください!

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HN:
ikumi nagasawa
年齢:
44
性別:
女性
誕生日:
1980/09/22
職業:
artist
自己紹介:
絵を描いてます。
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