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日常生活〜どこかで戦争は起こっている〜 油彩・アクリル・キャンバス F100 2002年
2002年に描いた作品。
9.11の事件があった時、ものすごい衝撃を受けて、これは絵にしなければと思った。
当時、大学2年。
それから、資料を探したりして、構想を練った。
そのうちに、資料を探すことが虚しくなった。
結局私は離れた場所にいて、私の生活は何も変わらない。
今日の晩ご飯のこととか、休講のこととかを考えて暮らしている。
そう考えて、私はただ無意識に絵を描くことにした。
何を描くか決めないで、無意識に出てきた形を。
今、3.11以後の日本のアートはどう変わるか、ということにあまり興味はない。
それは後で振り返ればいいことだと思う。
アートの為の人間ではなくて、人間のためのアートだと思うから。
自分自身の絵もこれからどうなるのかはわからない。
こんな時に、創ることで何ができるのかもわからない。
それでも、描きたいものがあるから。
創り続けたい。
そして、大好きな人たちとこれからも過ごしていけたらと願う。
3.11以後、隠し扉がぱかっと開いたような気がする。
それは、きっと今までもここにあったのだろうけれど、気づかずにいた。
扉が開いて、その中からいろんなことが見えてきた。
人間の強さも弱さも、善さも悪さも全て。
放射能のこと、なんとなく話すことがタブーな雰囲気がある(気がする)。
だから、これまでなんとなく発言することを控えてきた。
けど、それも気持ち悪くなってしまった。
今回のこと、普段からネットをよく使っている人たちには情報が入りやすいけれど、
そうでない人にはもしかしたら情報が届きにくいかもしれないと思った。
もちろん、ネットの情報も全てが正しい訳ではないけれども、判断材料は多いに越したことはない。
原発事故直後から、テレビなどで上手い言い方で誤摩化されたり、他の話にすり替えられたりする感があったので、
それぞれが情報を集めて勉強し、その中で各々判断していくしかないのかなと感じた。
人間てなんでしょうね。
一番大事なものってなんでしょう。
武田先生のブログはわかりやすい。
4月は色々とぱたぱたしておりました。
透明水彩や水彩のクレヨンなどを買ってみたりして、これでドローイングするぞー!
と思いながらも、疲れて早くに眠てしまったりの日々を過ごしておりました。
やっとペースが掴めてきたので、動き出さねば。
すぐに今年も終ってしまいそうでこわいこわい。まだだけど。
今は、Zineを作っております。
作品集です。
発注に出さねばの締め切り直前に、やっと動き始めました。
間に合うのかしら。GWでなんとか。
絵も描きたい気持ち満タン。
ガソリン満タン。
ブオオオオオ......
あれから1ヶ月。思ったこと。ざっくり。
■ 国家というものについて、はじめて色々考えた1ヶ月だった。
■ 何を信じるのか、どう行動するのか、結局は自分で決断するしかない。
■ 今まで、不安や不満などは表に出さないことが美学だと思ってきたけれど、
怒るべき時にはちゃんと怒らなくてはいけないのかもしれない。
■ ものごとの善悪は、時代や状況、立場によって常に変わるから、
いつでも、本当にそうなのか?と自分に問いかけていたい。
■ 子どもたちは、親や周りの大人に全てをゆだねているので、
親や周りの大人の責任は、本当に重大だなあと感じた。
■ 知識は大事。想像力も大事。
■ 人間を好きでいたいと思う。
おわり。